緩慢な集団自殺に向かう中国☆日本人は速やかに撤退を!!

PM2.5による大気汚染、工場廃液の垂れ流しによる水質汚染、毒野菜の蔓延、そして、ヒタヒタト忍び寄る砂漠化等々、中国の大規模な環境破壊は留まるところを知らず、拡大の一途をたどっている。

そして、その弊害は、すでに顕在化しつつあり、その最も象徴的なものが北京市の大気汚染だ。

最近になってよやく、最高レベルの「赤色警報」が発令されるようになったが、本来であればもっと前、少なくとも、PM2.5が話題になりだした2年前から正確な警報を発すべきであったろう。

それをしなかったのは、不都合なことは隠し、認めたくないと言う中国一流のメンツがあったのであろうが、ここにきて、警報を発するようになったことは、大気汚染が北京市だけでなく全土に拡大し、しかも、深刻な事態に陥っており、最早、隠し通せる段階ではないことを物語っている。

それにしても、中国政府のとる対策はお粗末なもので、車の通行規制や、工場の操業停止程度のものでしかなく、これは、一時的には効果があるだろうが、とても、根本的な解決策とは言い難い。

もし、本気でやるのなら、少なくとも、大量のばい煙を空中に放出している国営企業に、集じん装置を強制的に設置させるくらいのことをやらなければならないのだが、それには、大量の資金を必要とし、その技術もないことから、取り組みの気配は感じられない。

これでは、いくら習近平がCOP21で環境への取り組みを強調しても、だれも信じてはくれないだろう。

水俣病カネミ油川崎病石綿などなど、日本においても、高度経済成長の時代に行われた環境破壊によって、多くの患者が苦しんだが、中国において今起こっているレベルは、日本の破壊規模をはるかに上回る大規模なもので、その汚染の程度も比較にならないほど深刻なものである。

そして、この影響は、10年、20年後に呼吸器疾患や肺がん患者の激増と言う形で現われて来るのだ。いや、もう現われているのかもしれないが。

そして、これは確実に患者の命を縮めるものであるから、正に、中国国民は、自ら生み出したPM2.5という怪物によって、真綿で首を絞められるように死に追いやられているのだ。

いくら窓を密閉し、ガムテープで塞いでも、空気清浄機のフィルターには、真っ黒いばい煙が付着していることは、室内にいる人間も同量のPM2.5を肺に取り込んでいると言うことだ。

ましてや、屋外にいる人間であればこの数倍ものPM2.5を吸い込んでいるのだから、どこにいても逃れることが出来ないのだ。

中国に滞在する日本人(特に幼児、子供)は速やかに撤退すべであろう。もし、会社が業務を優先して駐在を強いるのであれば、将来、中国に滞在したことによって呼吸器疾患や肺がん患者が発生した時、それは、集団訴訟という形で報復されるであろう。

今、中国に滞在している日本人は、将来の裁判に備えて、因果関係を立証する証拠の収集・整理を行っておくべきだろう。